2003

東晶国際
中国北京市

敷地面積    71000u

延床面積        u
top works housing developments

 この集合住宅は2000年末に計画されたもので、北京市南東の経済技術開発区に位置している。敷地は三叉路に面する角地であることもあり、ランドマークとなるようなデザインを要望された。中国ではあまり意識されていない、集合住宅の公共空間やコミュニティを芽生えさせることも目的とした。
 西側の道路沿いにはシンボルとしての六つの空洞を持つ高層棟を配置。中央部には周辺から分離して独自の環境を構築する中庭を作り、その周辺にはタワー状の住棟をランダムに配置した。特に高層棟を南北軸に長く設置した為採光を有利にするべく、住戸は全てメゾネット式とした。空洞のある階は水平方向の道路でつながれ避難階になっていると同時に、住民も利用できる空中広場である。総じて、敷地全体に風が吹き抜け、奥まで光が差し込む快適な環境が形成されたと思っている。