「知る区ロード」とは区を知ってもらうための道である。これは杉並区内にある主要な公園や施設を結んで一周18kmの二つの環状散策路を整備し,住民がそこを歩くことによって自分の住んでいる町の景観、自然、歴史、文化を知ってもらおうという構想である。
「みみのオアシス」
「ぶらさがるみみ」、「かがみこむみみ」、「くつろぐみみ」といった7つの耳の装置を楽しみながら聞くことの感覚に目覚めていく。
「ときのオアシス」
メインの仕掛けは「地界の天庭」という覗き窓。ガラス窓を通して地下を覗き込んだつもりが、実際にはもう一方のガラス窓の外が見えるというトリッキーな装置である。
「はだしのオアシス」
公園内に仕掛けられた儀式を通して額、腕、胸、腹、指先、足裏、と体全体の感覚が目覚めるのを感じる。
「はなのオアシス」
日頃かがない香をかがせたり、鼻のツボを刺激する行為から嗅覚を意識させる。
1987-1993
知る区ロード休憩所
東京都杉並区
敷地面積
延床面積
知る区ロード